マタニティヨガ資格を探している方にオススメの記事です。
- マタニティヨガ資格って必要?
- マタニティヨガ資格ってどんな資格があるの?
- マタニティヨガ資格の選び方は?
などの疑問に答えます。
かやんぬ
- マタニティヨガ資格とはどんな資格か、何が学べるのかわかる
- マタニティヨガ資格の選び方がわかる
- マタニティヨガ資格取得にあたってのよくある疑問が解決できる
もくじ
マタニティヨガ資格はどんな資格?
女性の人生にとって特別な期間、それは妊娠期です。新しい命を宿し、ワクワクと不安の中、変わっていく心身の変化と向き合いながら過ごす時間。
妊娠期におこなうマタニティヨガにはたくさんのメリットがあります。
- 妊娠中の運動不足解消
- 心身をリラックスさせる
- 出産時に必要な呼吸法を学ぶ
- 出産時に必要な体力をつける(維持する)
- 体内の循環をよくする
- 自立神経を整える
- おなかの中の赤ちゃんとつながる時間
こういったことをサポートするのがマタニティヨガインストラクターのお仕事であり、そのための資格です。
マタニティヨガ資格は必要?取得のメリットは?
マタニティヨガの資格はヨガインストラクターを目指す方にとって、ベーシックな資格取得後に多くの方が目指す資格の1つとなっています。
厳密に言えば、マタニティヨガを指導するにあたり、資格は必須というわけではありません。
最近では、ヨガインストラクターとしてのベーシックな資格が取得できる講座内で妊婦さんへの対応を学ぶことも多いので、「安全に」指導ができる自信があるなら不要です。
ですが、以下の場合には取得をオススメします。
- マタニティヨガ(妊婦さん専用)のクラスを開催したい
- 妊婦さんへの対応に不安がある
- 妊婦さんがよくヨガクラスに参加する
- 生徒さんの多くが20代後半〜30代前半(結婚・出産が多い年齢)
逆に言うと、以下のような方は、取得しても宝の持ち腐れになってしまうので今取得する必要はないでしょう。
- ホットヨガでしか教えていない(そもそもホットヨガは妊婦さんがNGなところが多いため)
- フィットネスジムでしか教えていない(ホットヨガ同様に妊婦さんNGなジムが多い)
- 生徒さんの多くが男性やキッズやシニア
マタニティヨガ資格の早見表・選び方
マタニティヨガ資格の種類や早見表、選び方についてご紹介します。
マタニティヨガ資格の種類3つ
まずは、マタニティヨガ資格の種類について説明します。
マタニティヨガの資格は大きく3つに分けられます。
- ヨガスクールが提供:全米ヨガアライアンス認定マタニティヨガ資格(RPYT85)
- ヨガスクールが提供:各スクールオリジナルのマタニティヨガ資格
- 子育て団体が提供しているマタニティヨガ資格
1に関しては、全米ヨガアライアンスという一定の基準をクリアした、認定されたスクールや講座で取得できる「RPYT85」と呼ばれる資格です。
近年、ヨガ業界で「マタニティヨガ資格」というと、この資格の認知度が上がってきています。
2と3に関しては、内容、開催日程、時間、金額もさまざまであり、各スクールや団体が好きに設定しています。
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マタニティヨガ資格の早見表
※スマホの方は横にスクロールして見てください。
スクール名 | 日数 | 金額 | |
---|---|---|---|
RPYT85認定講座 | OM YOGA(オムヨガ) | 8日間(85時間:ホームワーク含) | 195,000円 |
ヨガジェネレーション | 9日間 | 346,500円 | |
ヨガスクール | YMCヨガスクール |
2〜6ヶ月 | 113,000円 |
ヴィオラトリコロール | 3日間(20時間:ホームワーク含) | 63,100円 | |
子育て団体の資格 | 日本マタニティフィットネス協会 | 6日 | 152,700円〜 |
日本アタッチメント育児協会 | 2日 | 217,030円 |
マタニティヨガ資格の選び方
マタニティヨガ資格を取得する際には、以下の2つの点から考えましょう。
- 全米ヨガアライアンスに登録するか否か
- ヨガをメインに学ぶか、妊婦さんや母親の心理などヨガ以外をメインに学ぶか
1の全米ヨガアライアンスに登録を希望する場合には、認定された資格を取得する必要があります。
2つ目は、ヨガスクールが提供する資格を選ぶか、子育て団体などが提供する資格を選ぶかの違いです。
マタニティヨガ資格:全米ヨガアライアンス認定RPYT85とは
まずは、近年日本でも注目されている全米ヨガアライアンス認定マタニティヨガ資格「RPYT85」について説明します。
マタニティヨガ資格:RPYT85の概要
RPYT85は、全米ヨガアライアンス協会が認定しているマタニティヨガに特化した資格であり、合計85時間の受講が必要です。
国内で取得できるほか、海外で日本語の通訳付きで取得する方法もあります。
必要な日数 | 必要な金額 | |
---|---|---|
国内通学 | 9日〜12日 | 210,000〜350,000円 |
海外 | 7日 | 2,500ドル〜 |
金額の差は、スクールや担当する講師、協会によって異なります。
また、日本ではまだこのRPYT85を担当できる講師が少なく、どうしても海外の先生にお願いすることが多く、渡航費や通訳費が受講料に含まれるため、受講料が高くなってしまいます。
RPYT85で定められている講座内容
RPYT85は85時間の学習時間が必要ですが、85時間のうち65時間がコンタクトアワー(直接先生から指導受ける時間)として決められており、残りの20時間は自習学習で補います。
- 理解:心身の変化の理解(5時間)
- 実技練習:妊娠各期にあったポーズやストレス軽減法(25時間)
- 指導法:妊娠各期にあったクラスの作り方(10時間)
- 解剖学:妊娠中の体内の機能の働きや変化(10時間)
- ヨガ哲学と倫理:ヨガの基本哲学など(5時間)
- 自由時間:スクールにより自由に決めることができる(10時間)
ここで注意したいのが、上記の65時間+20時間の自習学習を終えてもまだ全米ヨガアライアンスへの登録申請はできません。
RPYT85の登録申請に必要なもの
RPYT85は、認定のマタニティヨガ指導者養成講座を卒業しただけでは登録申請できません。
以下の3つが必要となります。
- マタニティヨガ指導者養成講座の受講(全85時間)
- 全米ヨガアライアンス認定200時間(RYT200)を修了し登録していること
- マタニティヨガ指導者養成講座修了後に30時間以上クラスで指導していること
上記のとおり、全米ヨガアライアンス認定200時間を修了し登録していることが前提にあります。(同時登録も可能)
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ただし全米ヨガアライアンス協会に登録していなくても、マタニティヨガインストラクターとして活動することは可能であり、実際に認定講座を修了した多くの方が登録せずに活動しています。
それではいよいよ、マタニティヨガ資格がとれるヨガスクールのご紹介です。
マタニティヨガ資格1:RPYT85認定講座
まずはRPYT85認定のマタニティヨガ資格が取得できるヨガスクールです。
OM YOGA(オムヨガ)

OM YOGA(オムヨガ)のWEBサイト
ここでのマタニティヨガ資格は4部構成になっており、1部から単位制で取得することも可能。そのため自分のスケジュールで取得しやすいというメリットがあります。
日数 | 8日間(85時間:ホームワーク含) |
---|---|
受講料 | 195,000円 |
ヨガジェネレーション
ヨガジェネレーションは東京と大阪に拠点を持つさまざまなヨガの資格を発行している団体です。
オーストラリアの産前産後ヨガ指導者育成のプロフェッショナル「ブリスベイビーヨガ協会」の先生方が講師を務めています。
日数 | 3日間 |
---|---|
受講料 | 115,500円 |
※RPYT85登録申請に関してはほか2講座の受講が必要
マタニティヨガ資格2:ヨガスクール
次にマタニティヨガ資格を発行しているヨガスクールの紹介です。
全米ヨガアライアンスへの登録を考えていないのであれば、比較的安価に取得できるこちらの講座でも十分。
YMCヨガスクール
ヨガインストラクターの資格スクールとして有名なYMCスタジオでも、マタニティヨガ資格取得コースが開催されています。
単位制で資格を取得していくため、自分のペースでスケジュールを組んで取得できるシステムです。
日数 | 平均受講期間2ヶ月、最大受講期間6ヶ月(単位制のために人により異なる) |
---|---|
受講料 | 113,000円 |
ヴィオラトリコロール(RYT500の一部)

ヴィオラトリコロールのWEBサイト
加えて、RYT200の上級資格、RYT500を目指す際にここで学んだ時間をRYT500に充当させることができます。
日数 | 3日間(20時間:ホームワーク含) |
---|---|
受講料 | 63,100円 |
マタニティヨガ資格3:子育て団体の資格
最後は、子育て団体が発行しているマタニティヨガの資格です。
「よりママと赤ちゃんに寄り添う内容」「心理学を用いたアプローチ」など、団体によって注力している部分が異なります。
JMFA:日本マタニティフィットネス協会

JMFA:日本マタニティフィットネス協会のWEBサイト
特徴はヨガ以外にも、マタニティビクスやマタニティアクアなど妊婦さん向けの運動のほか、「ママフィットwithベビー」や「ベビービクス&ベビーヨガ」のような赤ちゃんと一緒におこなうインストラクターの養成も行われています。
日数 | 6日 |
---|---|
受講料 | 152,700円〜 |
日本アタッチメント育児協会

日本アタッチメント育児協会のWEBサイト
この協会は、「心理学と育児」を専門としていますが、ヨガの部分は株式会社ロータスエイトさんが監修されている独自のプログラムです。
ポーズよりも「妊婦さんと赤ちゃんとのつながり」を大切に考えられており、ヨガから「肯定的な心理学」を心理学の観点から学べる点が魅力です。
ヨガの雑誌「Yogini」の編集を手掛け、ヨガスタジオ『Studio+Lotus8』を運営する日本のヨガ業界を牽引してきた存在の会社さんです。
日数 | 2日間 |
---|---|
受講料 | 217,030円 |
マタニティヨガ資格に関するよくある質問
マタニティヨガ資格取得に関してのよくある質問をまとめました。
マタニティヨガ資格はヨガ初心者でもとれる?使える?
マタニティヨガ資格はヨガ初心者でも取得できます。
そして、マタニティヨガが学べる講座内でしっかりと学べばヨガ初心者の方でもマタニティヨガクラスを開催することは可能です。
ただ、講座にもよりますが、やはり数日でとれる資格だけでは知識も経験も不十分なので資格取得後もご自身で学びを深める必要はあります。
ヨガ初心者の方でも、以下のような経験をお持ちの方は強みになりますよ。
- 助産師
- 妊娠&出産経験がある
- 医療関係者
- 保育士など子どもやママと関わる機会が多い方
妊娠・出産の経験がありませんが大丈夫ですか?
妊娠・出産の経験がないと、妊婦さんの体がどんな感じかわからず不安もありますよね。
でも、マタニティヨガインストラクターとして活動するにあたり、妊娠・出産の経験は関係ありません。
もちろん、経験があると、妊婦さんの気持ちがわかる、経験上のアドバイスができるというメリットはあります。
ただ、人によって体も心も状態が異なります。それを「自分の経験」だけでアドバイスしていくのはとても危険なことです。
妊娠・出産の経験がなくても、マタニティヨガインストラクターを目指すのであれば、知識やスキルとして学んだことを習得し、妊婦さんの悩みなどの本を読むなどして十分にカバーできます。
経験を過信しすぎるインストラクターよりも、一生懸命学ぼうとする姿勢は必ず生徒さんにも伝わります。
かやんぬ
