この記事は、現在仕事をしているけれど副業としてヨガインストラクターを目指したい方向けの記事です。
現在は他の仕事をしているけれど「ヨガインストラクターっていいな、憧れるな」と考えたことのある方は多いのでは?
ヨガインストラクターは仕事を続けながら副業として始めることができるお仕事です。
かやんぬ
- ヨガインストラクターを副業で始めるって可能なの?
- ヨガインストラクターを副業で始める方法や働き方は?
- ヨガインストラクターを副業でする場合の収入は?
といった疑問にお答えします。
もくじ
ヨガインストラクターを副業で始めるってあり?
実は、ヨガインストラクターを副業から始めることは賢い選択です。
まず、ヨガインストラクターとして活動し始めても、すぐに十分な収入を得るのが難しいからです。
他に仕事を持っていてお金の心配をせずにヨガインストラクターとしての活動を楽しむことができれば、「収入のためではなく、ヨガを伝えること」という基本を大切にできます。
ヨガインストラクター1本でいく場合には、「ヨガを伝えること=お金」という図になってしまうため、「お金のためにヨガを伝えている」というネガティブなマインドに陥ってしまうことがあります。
そのため、ヨガインストラクターを副業で始めるのは問題ないどころか、オススメの働き方です。
そして、たとえ週1回しか教えていなくても生徒さんにとっては「ヨガの先生」なので、ヨガインスラクターと名乗っても大丈夫。安心して副業から始めてみてください。
ヨガインストラクターをするなら副業がおすすめ
ヨガインストラクターを始めようと思っている方で、現在ほかに仕事をお持ちの場合は、まず副業から始めてみることをおすすめします。
ヨガインストラクターのお仕事は向き不向きがはっきりわかれるお仕事でもあり、ヨガインストラクターの人数は多く、都市部では競争も激しいという現実があります。
まずは副業で始めみて「自分に合っている」と感じたら、レッスン数が増える、生徒さんが増えるなど、軌道に乗ってから本業にすることも可能です。
ここではなぜ副業から始めることがおすすめかを説明します。
副業で始める理由1:ヨガだけで食べていくのは大変
正社員でインストラクターとして就職しない限り、なんの実績もない新米インストラクターが食べていけるだけの収入を得るのは難しいのが現実です。
正社員であっても、他の業界に比べて残念ながら給料は低めです。
レッスン単価を見ても新米の頃はフィーがとても安く、交通費程度しか出ないこともあります。また、「経験値を積ませてあげるから」と、ボランティアで依頼されることも珍しくありません。
実力をつけて集客できるようになるまでは、アルバイト程度の収入から始まる方がほとんどです。
よって、副業から始めることをおすすめします。
副業で始める理由2:集客よりも良いクラス作りに集中できる
まずは収入、集客ではなく、良いクラスを行うことに集中することをおすすめします。
ヨガインストラクターは人気商売です。集客数や受け持つレッスン数で収入が増減します。
ですが、あまりに人気や集客を意識しすぎると、良いレッスンよりも生徒さんの機嫌を伺うようになってしまいます。
そんなヨガインストラクターのクラスに参加したいと思うでしょうか。
収入は大切ですが、良いクラスを行えるようになり、結果的に集客できるインストラクターになることが理想です。
良いクラスを開催することに集中できる副業から始めることをおすすめします。
副業で始める理由3:いつでもどこでも開催できる
ヨガインストラクターのお仕事は、マットと場所さえあればどこでもクラスを開催できます。
自宅でご近所さんに向けてのクラスや、旅先で知り合った人たち相手に宿泊施設で伝えることもできますし、震災の被災者に向けてボランティアで行うこともできます。
文字通りいつでもどこでも開催できるのがヨガです。
自分が伝えたいことをいつでもどこでも開催できるということは、インストラクターとしてとても幸せなことといえるでしょう。
ヨガインストラクターを副業でする場合の収入の目安
ヨガインストラクターはクラスの規模や参加者数、時間で収入が大きく変わります。
また、ある程度名前の売れているインストラクターは1レッスンの単価も高額になります。
ここでは一般的なインストラクターの収入の目安を紹介します。
ただし、自主開催での収入は売上であり、経費は広告や宣伝料によって大きく変わります。
- 業務委託で1レッスンを担当する場合:2,000円〜10,000円
- 自主開催でヨガレッスンを開催する場合:10,000円〜30,000円

ヨガインストラクターを副業で始めるメリット
副業でヨガインストラクターを行う場合、休みが少なくなってしまったり、忙しくなるのではないかと気になって尻込みされる方も多いのではないでしょうか。
意外かもしれませんが、本業ではなく副業だからこそのメリットもたくさんあるのです。
ここでは、ヨガインストラクターを副業でする場合のメリットと本業で行う場合の違いも含め、わかりやすく説明させていただきます。
副業で始めるメリット1:健康や見た目を意識するようになる
ヨガインストラクターのお仕事をすると健康になり、見た目も美しくなります。
なぜなら、自分の心身の健康は商売道具であり、セルフメンテナンスはお仕事のひとつだからです。
日々のヨガの練習や瞑想はもちろん、食事内容や睡眠、ストレスマネジメントを含めて、健康や見た目を意識するようになります。
かやんぬ
結果的に体調も崩しにくくなり、心身ともに健康的な美しさが手に入るのです。
副業で始めるメリット2:趣味のヨガでお金をもらえるようになる
ヨガインストラクターになると、好きで行なっていたことが収入に繋がるようになります。
最初は趣味として行なっていたヨガが学びへと変わり、その素晴らしさを誰かに伝えたいという想いが生まれます。
そしてその想いが生徒さんを幸せにし、喜んでいただき、お金をもらえるようになります。
趣味や、好きなことを仕事にして収入を得ることは、誰もが一度は憧れることではないでしょうか。
ヨガインストラクターを副業にすれば、自分が好きなことを通して誰かに喜んでもらうことも決して夢ではありません。
副業で始めるメリット3:空いた時間を有効活用できる
一般的には本業がお休みの日にクラスを行うことが多いですが、仕事が終わってからや早朝なども空いている時間を使ってクラスを行うこともできます。
ヨガは本来は早朝に行うということもあり、また、忙しい現代人は出勤前のヨガを習慣化している人たちも増えてきています。出勤前は難しいという方も、寝る前にリラックスしたいからという理由で夜のクラスに通う人も多いです。
休日や朝晩の空いている時間を有効活用できる副業だといえるでしょう。
かやんぬ
副業で始めるメリット4:生徒さんの気持ちがわかる
副業ヨガインストラクターだからこそ、生徒さんの気持ちに寄り添ったクラスを行えるという強みがあります。
ヨガインストラクターしか経験していない方は、なかなか会社員や他の仕事をしている方の苦労を理解できないことがあります。
生徒さんと同じようにフルタイムの会社員や育児経験があるからこそ理解できることがあり、良いクラスを行えるのです。
生徒さんがヨガインストラクターを選ぶ時に「自分をわかってくれる」というのは大きなポイントの1つです。
副業で始めるメリット5:普段会えない人と出会える
会社員や専業主婦をしていたら会えない人たちに会えることは、ヨガインストラクターの大きな魅力の一つです。
クラスには、ダンサーやミュージシャン、経営者、議員、学生、アーティストなど様々な方が来られます。
新たな境地を目指す方、心を整えて仕事に活かしたい方、病気を治したい方など前向きな方が多いことが特徴です。
また「ヨガ」という共通の目的があるので、違う世界の人たちでも会話は弾み、さらなるご縁が広がることも珍しくありません。
かやんぬ
ヨガインストラクターを副業で始めるデメリット
副業でヨガインストラクターを始めた時のメリットを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。次にデメリットも必ず知っておく必要があります。
デメリットは始める前に理解しておいて、ある程度対策を考えておくことが必要です。対策があれば始めてからでも冷静に対応することができます。
ここでは、どういうデメリットがあるのか、またその対処法も含めて、わかりやすくお伝えいたします。
副業で始めるデメリット1:休みがなくなる
本業があり副業でヨガインストラクターを行う場合は、多くの場合は休みや自由時間が少なくなってしまうデメリットがあります。
残業が多い仕事をしていると夜のクラスは調整が難しく、タイムマネジメントにエネルギーを割くことにもなります。
好きでしているとはいえ、休みがなくなることは精神的、体力に厳しいこともあるでしょう。
副業インストラクターとして上手に活動するには、日頃から体調を整えて、精神的、時間的にゆとりを持ってお仕事をすることがポイントです。
副業で始めるデメリット2:会社や周囲に知られることも
生徒さんに安心してクラスにご参加いただくために、名前や顔写真などをサイトやチラシで出していく必要も出てくることでしょう。
友人、知人、ご近所さんに知られずに活動することは難しくなってきます。
最初は抵抗があるかもしれませんが、割り切って行うことで仕事は広がっていきます。
ただし、女性であればトラブルに巻き込まれないように自宅でのクラスは行わない、連絡先も専用のものを作るなど充分気をつける必要があります。
副業で始めるデメリット3:仕事探しが大変な場合も
業務委託を考えている場合は、希望する日時でクラスを担当することは難しいかもしれません。
副業ヨガインストラクターは、本業があるのでどうしても活動できる日時が限られてしまいうからです。
ただ、自主開催を行うことによって、自分の空いている日時でクラスを行うことは可能です。
また、自主開催に慣れてくると業務委託より収入が大幅に増える可能性もあります。
自主開催は準備することは多いですが、挑戦する価値があるといえるでしょう。
副業で始めるデメリット4:経験数を増やすのに時間がかかる
副業で週末や夜間にヨガレッスンを行う場合、クラスの本数が限られてしまい経験数がなかなか増えないというデメリットがあります。
ヨガインストラクターは実際の指導経験が大切なお仕事でもあるので、なかなか回数を稼げないというのがストレスになることもあるかもしれません。
ただ、本業での経験を活かすことや、隙間時間を使って自分の練習や勉強をすることはできます。
生徒さんにとって、受けるたびに充実感のあるクラスを提供することに繋げることも可能です。
前向きに考えて、着実に経験と実績を積み重ねていきましょう。
ヨガインストラクターを副業で始める:働きながら取れる資格
ヨガインストラクターになろうと思った時にまず考えるのは働きながら取れる資格ではないでしょうか。
ヨガのクラスを担当するには資格がなくても行えますが、流派や何かに特化したヨガの資格が多く存在している世界です。
自分がどういうヨガを教えられるのかを知っていただく為にも、また自分の学びを深める為にも、ヨガ資格は非常に便利なものです。
ここでは働きながら取れるヨガの資格について、どのように選ぶのかを中心に説明していきます。
副業で始める1:副業を始める目的を明確に
副業を始める前に、何のために副業ヨガインストラクターになるのかを考えてみましょう。どういうヨガを伝えたいのか、収入を増やしたいのかなど、目的によって学び方も変わります。
たとえば、マタニティヨガやシニアヨガは独学では危険がともなうので、専門知識を学ぶ必要があります。
また、決めた流派があるなら、その流派のコースに参加して指導法を学ぶと良いでしょう。
目的を明確にして、どういうヨガインストラクターを目指すかを決めることから始めてみましょう。
副業で始める2:働きながらとれる資格を調べ取得する
今は仕事を退職してインドやニューヨークに行かなくても、働きながらヨガの資格が取れるヨガスクールやヨガ資格講座が開講されている便利な時代です。
都市部ではお仕事が終わった後の夜に通えるクラスがあったり、週末だけのコースが多くのスタジオで行われています。
会社の近くなど、無理なく通えるところで開講されている講座を探して、自分のライフスタイルに合ったところで資格取得を目指すと良いでしょう。
副業で始める3:どこで教え始めるかを考える
どこで教え始めるかも大切なことです。ヨガスタジオなのか、カフェや公園なのか、自宅で行うのかなど、様々な選択肢があります。
もしあなたが地方に住んでいるなら、集客の不安があるかもしれません。
最近ではオンライン講座も普及してきているので、全国に生徒さんがいるとも考えられます。オンライン講座も検討してみても良いでしょう。
どこで教えるかが明確だと、そのノウハウを知っている人から学ぶことも視野に入れられるので、学ぶ場所も見つけやすくなります。
ヨガインストラクターを副業でする時の働き方
ヨガインストラクターを副業で始める場合の働き方は、以下の4つがあります。
- ヨガレッスンを業務委託で持つ
- ヨガレッスンを自主開催する
- スキルシェアサービスを利用
- オンライン講座をする
副業で行うヨガインストラクターは、他の職種よりもフレキシブルな働き方ができます。段階を経てステップアップさせることも可能です。
ここではどういう働き方があるのか、また、どういう人がその働き方に合っているかを含めて、わかりやすく説明しています。
ヨガインストラクターを副業でする1:ヨガレッスンを業務委託で持つ
新米副業インストラクターはまずヨガスタジオやスポーツクラブなどで、業務委託のレッスンに応募してみるのがオススメ。
少しハードルが高いと感じるかもしれませんが、オーディションに合格してレッスンを持つことができればたくさんのメリットがあります。
ヨガスタジオやスポーツクラブでは週に1本のレギュラークラスのほかに、ワークショップやイベントのように月1回から募集していることもあります。こういった形であれば、副業でも担当しやすい働き方です。
ヨガスタジオやスポーツクラブであれば告知もしてくれますし、ヨガマットなども揃っているので負担がないというメリットもあります。
また、学べることも多いので、まずここに挑戦してみるといいでしょう。
ヨガインストラクターを副業でする2:ヨガレッスンを自主開催する
もし業務委託での仕事が得られなかった、もっとレッスンを増やしたいという場合には、自主開催で行うことをおすすめします。
自主開催は場所の準備、告知、集客、開催と全て自分で行わないといけません。経営センスもある程度必要になってくるのでハードルもあります。
しかし、自主開催は、自分が行いたい日時と場所で、伝えたい内容を伝えるクラスを行い、収入も多く得られる可能性がある働き方です。ぜひ挑戦してみてください。
ヨガインストラクターを副業でする3:スキルシェアサービスを利用
自主開催などで集客に苦戦するようであれば、スキルシェアサービスを利用するのも方法の1つです。
スキルシェアサービスとはスキルや知識を売買できるサービスのことです。今は世界的に広まってきているので、スキルシェアサービスサイトも数多くできています。
ヨガだけでなく、語学や他の知識と合わせたクラスを提供することも可能です。
自分のクラスをある程度確立させてから、マンツーマンクラスで単価を上げることもできます。より専門的なクラスを行いたい方にもおすすめです。
ヨガインストラクターを副業でする4:オンラインレッスンをする
地方に住んでいて業務委託が難しい場合や、仕事や家庭の事情で外でのお仕事は難しいという場合もありますよね。
そういう場合はオンラインレッスンという選択肢があります。
最近ではネット環境が整っていて、PCやタブレットなどがあれば場所を選ばずに行うことができます。
どこにいてもレッスン可能で、野外や旅先でも行えるので、生徒さんにいつもと違った雰囲気でヨガを楽しんでもらうことも可能ですし、いつもと違ったクラスを提供したい方にもおすすめです。
ヨガインストラクターを副業する時に気をつけるべきこと
副業でヨガインストラクターを始めることは、設備や商品などを準備することなくできるので、比較的簡単に始められるお仕事です。
しかし、いくつか気をつけるべき大切なポイントもあります。後から取り返しのつかないことにならないように確認しておきましょう。
安心して副業インストラクターの活動ができるように、ここでは副業でヨガインストラクターを始める前に気をつけるべきことを2点、説明していきます。
副業で気をつけるべきこと1:副業OKかを確認しておく
まず最初にしておくべきことは、自分の勤め先が副業OKなのかを確認しておくことです。
黙って行なってもバレないのではないかと思うかもしれませんが、万が一の事が起きて本業を失う恐れもありますし、契約違反で問題になることもあり得ます。必ず確認するようにしましょう。
中には副業は禁止でも、収入が発生しないボランティア的な活動のみOKという場合もあります。
副業禁止といわれた場合も詳細を確認するようにしましょう。
副業で気をつけるべきこと2:確定申告の準備をしておく
副業の年間収入が20万円以上になると確定申告が必要になるので準備をしておきましょう。
収入は必ず帳簿につけておき、領収書も保管しておきましょう。放置してしまうと申告時に苦労することになります。
確定申告は難しいイメージがあるかもしれませんが、きちんと記録をつけておくとそれほど難しいものではありません。
最近では、自分で申告できるソフトもあります。
かやんぬ
直前で焦ることのないように、収入や経費は自分で決めたスケジュールで確実に帳簿につけることを習慣にしておきましょう。
ヨガインストラクターを副業で始める方法:まとめ
副業ヨガインストラクターの現実から、働き方、メリットやデメリットをお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
大切なのは副業を始めてからであり、本業と並行して自分の練習や学び、良いクラスの提供を続けられるかが鍵です。
月に数回だけのクラスでも、参加される生徒さんにとっては楽しみにしている大切な時間です。
「プロであること」を忘れず意識して日々を重ねて、生徒さんに素敵なクラスを提供できるようになれますように。