これからヨガインストラクターになろうと考えている人、またはすでに活動しているけれど行き詰まっている方向けの記事です。
- ヨガインストラクターになって活動できるだろうか?
- どんなスキルが必要なんだろう?
- 向いていない場合はどうしたらいいんだろう?
といったお悩みを解決します!
かやんぬ
- ヨガインストラクターに向いてる人の特徴がわかる
- どんなことに興味がある人が向いてるかがわかる
- 向いていない場合の攻略法がわかる
もくじ
ヨガインストラクターに向いてる人とは?
最初にお伝えすると、どんな人でもヨガインストラクターになれます!
「ヨガが好きでヨガを伝えたい!」という想いがあれば大丈夫です。でも不向きを知りたい方のために、今回は以下の5つに分類してご紹介します。
- ヨガへの想い
- これまでの経験
- 人への興味
- 性格
- スキル
もし「私あてはまらない…」と思っても大丈夫!どうすれば克服できるか、向いてる人になれるかのアドバイスも紹介しています。
ヨガインストラクターに向いてる人:想い
ヨガインストラクターに向いてる人の「想い」の部分についてです。ここが全ての基礎になるもっとも大切なポイントです。
ヨガが好きで伝えたいという想いがある
まずは、大前提ヨガが好きであること。そして「ヨガを伝えたい、広めたい」と考えていることが何より大切です。
もし「ヨガは好きだけれど、誰かに伝えたいわけではない」と思うのであれば、それは無理にヨガインストラクターになる必要はなく、ただ自分自身のためだけにヨガを深めていけば十分です。
理由は、ヨガが好きではない場合、自分1人で楽しめれば良いと思っている場合、ヨガインストラクターになっても自分が辛くなってしまうだけです。
コツコツと毎日の練習を大切にできる人
ヨガインストラクターになりたいと思い始めて、もしくはすでにヨガインストラクターとして活動しているなら、ヨガの練習はどのくらいしていますか?
ここでいう「ヨガの練習」とは、ヨガのクラスでみんなの前に立ち指導する時間は含みません。
自宅やヨガスタジオに行き、自分自身のためだけにおこなうヨガのことを言います。
改めて聞きます。「ヨガの練習はどのくらいしていますか?」
実は、この質問に対し現役のヨガインストラクターさんでも、週に1回するか否か、という答えが多いです。
安心しましたか?
本当は安心しないで欲しいんです…
ヨガは、知識や単なるポーズを伝えているものではなく、アサナ(ポーズ)をおこなっている中で自分自身の体や内面と向き合う複雑なものです。
それは経験なくして伝えることはできません。
例えば、あるポーズを説明する時に
「このポーズをおこなうことで、太ももの前が伸びているのが感じられます」
と伝えたとします。
- A:それをあなた自身が実感してから言葉にしている場合
- B:教科書でそう読んだから、そう教えられたから言葉にしている場合
この2者では言葉の重みも全く変わりますし、そのポーズへ導くリードの仕方も変わります。
教科書や講座で教えられたことをただ伝えるだけでは指導に限界があります。そんなヨガインストラクターさんのクラスに参加した生徒さんの満足度は低くなってしまいます。
でも毎日自分のために1時間、難しいなら30分、最低15分でもヨガマットの上にたち練習しているヨガインストラクターさんであれば、そのポーズがどこに効くのか、どういう風におこなったらより効果的なのか、などたくさんの引き出しが用意されています。
参加した生徒さんの満足度も上がります。結果、生徒さんのリピートにつながり人気の先生になることができます。
どんなPRよりも集客方法よりも、「参加した生徒さんが満足するヨガを提供すること」それがヨガインストラクターさんの仕事であり、そのために必要なのが毎日のヨガの練習の積み重ねです。
これからヨガインストラクターを目指す方であっても、今から続ける日々の練習は絶対にあなたの力になってくれます。
もし可能であれば、練習の時間、内容、今日の発見などを手帳にMEMOしていくことで、後から見直した時にクラスのネタなどに使えますよ。
ヨガインストラクターに向いてる人:経験
次は、ヨガインストラクターに向いてる人は、どんな経験を持っている人かについてご紹介します。
悩みや不安をヨガで乗り越えた経験のある人
ヨガを始めたきっかけとして多いのが「美容のため、ダイエットのため」というものですが、悩みや不安をヨガで乗り越えた経験がある人は強いです。
同じような悩みを抱えている人に、ヨガを通してサポートできるからです。
- 性格が前向きになれずにくよくよしがち
- 自分のことが好きになれない
- 太っている
- 暴飲暴食をしてしまう(摂食障害)
上記の悩みをヨガで乗り越えた経験がある方は、同じ悩みを抱えている方の相談にのることができます。
生徒さんの悩みに親身に相談にのれるインストラクターさんには根強いファンができますよ。
今後何かあった時にヨガを積極的におこなってみてください。
そうすることで心身にどんな変化があるか、などを見ていくことでヨガの活かし方の幅が広がっていきます。
運動不足で体が固かった人
ヨガは長年「始めたい習い事ランキング」でBEST3に入るくらいの人気がありますが、それでもまだヨガをしたことがない人、始めていない人はたくさんいます。
その理由としてもっとも多いのは「体が固いから、運動不足だから」というものです。
ヨガをしている方であれば、ヨガインストラクターを目指す方であれば「えっ?」と思いますよね。
そう、ヨガは体が固い人、運動不足の人にこそオススメなんです。でも「ヨガをしていない人」にはそれはわからないこと。
だからこそ、運動不足だった人、もともと体が固かった人がヨガに出会って体が変わった経験というのは大きな強みになります。
そういう人は、「すでに運動をしている人」「筋力トレーニングはしているけれどストレッチはあまりしていない人」などをターゲットにしたヨガクラスを考えることをおすすめします。
ランニングなどのスポーツを趣味にしていても、ヨガはしていない、したことが無いという人も多いので、そこを狙うことで、「もともと体を動かすのが好きな人が始めるヨガ」を提供できるようになります。
かやんぬ
ヨガインストラクターに向いてる人:人への興味
ヨガインストラクターに向いてる人は、人への興味関心が高い人です。
では、具体的にどんな風に人と向き合うことができる人が良いのか、について紹介します。
人に興味関心があり愛情を持って接することができる人
ヨガインストラクターはヨガを伝えるのがお仕事ですが、相手は人です。ヨガが好きなだけでは不十分であり、人への興味関心が高いことが大切です。
実際、私がヨガインストラクターをしている時に、体の悩みや人間関係の悩み、仕事の悩みなどさまざまな相談にのりました。
もちろん、私が解決できない、アドバイスできない悩みもたくさんあります。
ですが、「自分には関係が無いから」「ここはヨガのクラスだから」と割り切ってしまうことはせずに、真摯に話を聞いて、「ヨガ哲学ではこういう話があります」「たとえばこうしてみるとか、どうですか?」と一緒に考えてあげるだけでも、親身になってくれてると喜んでくださる生徒さんはたくさんいらっしゃいます。
特に、マタニティヨガや産後ヨガなどのクラスでは、日常の不安などを気軽に相談できる相手がおらず、ヨガインストラクターさんが頼られるというのはよくあることです。
かと言って、相手のプライベートに土足で踏み込んでいくのはまた違う話なので、こちらからぐいぐい行くよりは、相手が話したい気持ちになるまでじっくりと待ってあげることも必要です。
話すだけで意外と本人はスッキリすることもあります。女性の場合特に、共感してもらうだけでも十分という方も多いです。
相手は何を求めているのか、自分は何をしてあげられるのか、を考えながら対応できるといいですね。
体に興味があり安全かつ効果的な指導ができる人
ヨガの資格取得では、以前はポーズや哲学、ライフスタイルなどが重視されていましたが、近年では解剖学の分野が重要性が増しています。
その理由は、やはりヨガで怪我をしてしまう方がいるから。
エアロビクスなどスポーツジムのインストラクターは基本的には解剖学をしっかりと勉強してから指導にあたっています。
ヨガも人の体を扱う仕事という意味では同じです。
ヨガの指導にあたる時には、教室やスタジオの前に出てポーズの見本をとるのではなく、できるならば言葉でリードしてヨガインストラクターは生徒さんの体を見てあげるようにしましょう。
間違ったアライメントでポーズをとっている方、危険なポーズのとり方をしている時などに、ちゃんと気づいて正確に直してあげるヨガインストラクターさんは、「効果的な指導をしてくれる」と人気が出ます。
学んだことをもとに、体をどう動かすのが効果的なのか、安全なのかを自分で何度も練習して試してみて、その上で生徒さんを誘導するようにしましょう。
ヨガインストラクターは、まだ解剖学に精通している人が少ないので、体の悩みに答えられる知識とスキルを身につけると、それだけで人気のヨガインストラクターに近づけますよ!
ヨガインストラクターに向いてる人:性格
ヨガインストラクターに向いてる人はどんな性格の人なのでしょうか?
人に喜んでもらうために努力できる人
大切なのは、人に喜んでもらうために努力できること。
ヨガインストラクターは、人と向き合うお仕事です。
生徒さんの心や体の悩み、痛みを聞いて「どうすれば解決してあげられるだろうか?」と自分なりに考える努力を惜しまない人はヨガインストラクターに向いています。
自分をしっかりと持ち境界線を引ける人
ヨガインストラクターとして生徒さんの話を聞き、共感し相談にのってあげることは大切です。
その中で心に悩みを抱えた人がくることもよくあります。
そんな時に自分と相手との境界線が引けない人、相手のエネルギーを一緒に受け取ってしまい落ち込んだり気持ちが滅入ったりする人は、ヨガインストラクターになってからが大変です。
生徒さんに寄り添いながらも、自分をしっかりと持ち、上手に境界線を引きながら生徒さんと付き合える人はヨガインストラクターに向いてると言えます。
インストラクターとして活動しだしてからも、ネガティブなエネルギーを受け取ってしまうこともあるので、半身浴やアロマやストレス発散などリフレッシュ方法を持っておきましょう。
ヨガインストラクターに向いてる人:スキル
最後に、ヨガインストラクターに向いてる人はどんなスキルや趣味がある人なのかについて紹介します。
精神や哲学的なテーマに興味があり実践できる人
そもそもヨガでは、心と体は1つであると考えています。また、講義の中でもチャクラや瞑想など精神的なテーマを取り扱うほか、哲学の話などもでてきます。
そういった目に見えない話に興味関心があり、瞑想や哲学など学んだことを生活の中に取り入れて実践できる人はヨガインストラクターに向いています。
私の知人でもアスリートへのヨガの指導を得意とし、解剖学や機能生理学などを学びヨガの指導に活かしている方がいます。
美容やアロマ、食事などヨガと関連付けられる趣味がある人
美容やアロマ、食事などヨガと関連漬けられる趣味がある人は、ヨガインストラクターとしてプラスポイントを持っていることになります。
やはりヨガをしている方の多くは女性なので、ヨガの目的が美容やダイエットという方も多いです。
通常のヨガクラスを「アロマヨガ」に変えただけで生徒さんが増えたという話もあります。
ヨガを始める入り口としても、ヨガと身近なものをかけ合わせたクラスはハードルが低く、ヨガ初心者の生徒さんを増やしたい方にもオススメです。
ヨガはただのストレッチではなく「ライフスタイル」や「生き方」なので、いろいろなことと掛け合わせることができます。
直接ヨガインストラクターとしてだけでなくとも、私のように文章を書く好きな方であればヨガについて情報発信をするという手もあります。
ヨガインストラクターに向いていない人の特徴
ヨガインストラクターに向いていない人の特徴も一緒に見ておきます。
上記でも説明しましたが、以下のような人はどう頑張ってもヨガインストラクターとして活動するのはあなたが苦しくなってしまうのでやめましょう。
- 自分がヨガが好きなだけ
- できれば人と関わるのは避けたい
ヨガインストラクター以外でもヨガに関わるお仕事はたくさんあります。
- ヨガスクールの受付
- ヨガウェアの販売
- ヨガ講座の企画運営
- ヨガスクールの経理など裏方
- ヨガ雑誌の編集やライター
などなど、ヨガインストラクターはヨガのお仕事の中のごく一部です。
ヨガの仕事をしたい方は、無理にヨガインストラクターとして輝こうとする必要はなく、あなたにあったヨガの仕事を探すのも手です。
ヨガインストラクターに向いてる人の特徴:まとめ
最後に、ヨガインストラクターに向いてる人の特徴をまとめると、ヨガが好きでかつ、自分のためだけではなく「人に喜んでもらうこと」が好きな人。
これが絶対条件です。
「誰かの役に立ちたい」「過去の私と同じ悩みを抱えた人の力になりたい」といった想いが、よく学びを深めることにつながります。
かやんぬ